2010年01月06日

■明けましておめでとうございます!

 遅くなりましたが、皆様あけましておめでとうございます!
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この記事へのコメント

1. Posted by 999雑感その1 (凡人な人)   2010年01月11日 16:48
あけましておめでとうございます。

999をクリア致しましたので、遅ればせながら、この場をお借りして雑感等を書かせていただこうかと思っています。
まず以前に書いた脱出パートで詰むのでは? という危惧ですが、自力で何とかできました。
ただ何箇所か悩みましたので、それを一応記述しておきます。

1.薬品庫での簡素なメモでは問題の意図が掴めず、30分ほど悩む。
2.図書室でヒントを調べる前にナンバーロック調べても、淳平が「答えは分かったようなもの」と言い出すので焦った。
3.最終問題のヒントを読み流してしまったため、バックログが見れず、リセットして読み直した。

以上の三点です。
2. Posted by 凡人な人 (999雑感その2)   2010年01月11日 16:51
次にシナリオに関してですが、なるべくネタバレしないように触れます。
まず主人公の淳平に関してですが、やや性格が定まっていないと感じました。平凡な学生かと思いきや、読み手に説明もなくイカサマを始めたり、推理を始めると探偵気取りになってみたりと、どうも安定感がありません。しかも小学生の頃とも大分性格が異なるようで、彼の性格の変化がどのような経過によるものなのか、何ら説明がない点は気になりました。
これは小説として致命的な問題を孕んでいるようにも思えます。読み手が主人公の性格を掴み切れないと、読み手は主人公に感情移入できません。延いてはそれが物語への没入感をも阻害するのです。個人的にはN7の誠がもっとも落ち着いた性格で感情移入しやすい主人公でした。反面メモオフの主人公である智也はかなり激しい気性の持ち主なので、受け入れられるかどうかは個人差がありますが、性格そのものには一貫性があったように記憶しています。ですが淳平は誠のような落ち着きと、智也のような激しさが入り混じっていて、一貫性がない上に、それに対しての説明がありません。これは作品のクオリティという観点からも、軽視できない問題だと思います。
3. Posted by 凡人な人 (999雑感その3)   2010年01月11日 16:55
もう一点、物語が倫理的側面において完結していないということについて触れます。勿論作品は表層的な意味では完結しています。悪は成敗されましたし、大義が何なのかも示されました。
しかしそれだけでは不十分なのです。この大義を目論んだ人物はそれに至るまでの過程を、自らが主人公に対して説明しなくてはなりません。そうでなくては読み手側が大義の倫理的根拠を判断することができないからです。
これは穿った見方をすると、作者は、「読者が物語の倫理性を審査する権利」を意図的に与えなかったのだと考えることもできます。
この点は明確に気が付かなかったとしても、読後感の悪さとして読み手側に付きまといます。
もっとも、僕が表層的完結と述べたラストに満足したという読者も大勢いることでしょう。しかしその事実が余計に読み手の倫理感を狂わせる結果にはならないでしょうか?
4. Posted by 凡人な人 (999雑感その4)   2010年01月11日 17:14
僕は初期にあたる『インフィニティ』の優夏シナリオに感動したことを今でも覚えているのですが、それは恐らく次の理由からで、プレイヤーがヒロインである優夏をどれだけ強く想い、信じ切れるかという難題に関して、非常にストレートな形で問い掛けが行われているためではないかと考えています。その一途さはある種の宗教的な信心すら感じさせます。

個人的には打越氏のシナリオの魅力は、その純粋過ぎるほど潔い実直な登場人物達が織り成すドラマであり、実直であるが故に読み手の心を揺さぶるのだと思っています。つまりその点がうやむやにされてしまいますと、作品そのものの魅力が大幅に損なわれてしまうのではないかと危惧しているのです。
今回の作品はその点が残念でなりませんでした。

異様な長文になってしまい、申し訳ありませんが、これにて失礼させて頂きます。
5. Posted by 凡人な人   2010年01月11日 18:18
999雑感を読み返してみて、その3をあまりにも曖昧に書いてしまったことが気になりましたので補足します。

要するにやられたからやり返すってどうなのよ? という話です。

例えるならアメリカの報復は本当に正義か? とか、イスラエルによるガザ空爆はどうなのか? ある種仏教的な日本人の倫理観としては「?」が付きまとう問題です。

ただ聖書では報復を認めるような記述がありますし、日本人も仏教徒というわけではないのですから、この話も「あり」ということになるのでしょうか。個人的には抵抗ありますが。

あと、感想なら「■999:プラチナ殿堂入り!」の方に書くべきでしたね。全員あっちの記事の方に感想書いているわけですから。うっかりしてました。
6. Posted by 鋼太郎   2010年01月22日 22:53
>>凡人な人さん
 貴重なご意見、ありがとうございます。ご指摘の点につきましてはとても理にかなっておりますし、客観的かつ公平な、誠意のある批評と受け止めさせて頂きました。私の拙作に対するご期待の片鱗も(大変恐縮ではございますが)痛いほど感じましたし、であるがゆえに今回、凡人な人さんにご満足いただけなかったことは、とても心苦しく、また申し訳なく思っております。
 いただいたご意見につきましては真摯に受け止め、今後の反省材料とさせて頂きたく存じます。
 業界歴もかれこれ12年となりますが、いまだ拙い部分も多く、日々反省と自戒の連続です。しかしながら「牛歩遅々たるも、よく千里をゆく」と申します。のろまな歩みのためもどかしさを抱かせてしまうかもしれませんが、凡人な人さんをはじめとした皆様からの叱咤激励によって、着実に一歩一歩前に向かって進んでいければと考えております。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
7. Posted by たぽ   2010年01月24日 17:11
的外れだったらすみません。
脱出パートがスキップ出来ないのは、プレイヤーが何度も脱出パートを繰り返して、いつの間にか恐ろしくスムーズな手順で脱出出来るまでに慣れちゃって。と言うところまでがゲームと思っていました。ネズミかなんかが一直線に安全な出口に行けるように。。。
だからあえてスキップ出来ないように、してるんだと思いました。違います?
8. Posted by 凡人な人 (999雑感追記その1)   2010年02月02日 14:03
5 何やらきつく書きすぎてしまった感が否めなかったので密かに心配しておりましたが、真摯に受け止めていただけたようで、今はホッとしております。
厳しい批評も勿論今後のご活躍を願ってのことですが、あまり気になさり過ぎても作者の自由な想像力を阻害する恐れがありますので、参考程度に止めて頂ければ幸いに思います。

それで、あまり否定的な意見ばかりでもバランスが悪いので、作品の魅力についても少し書き足しておこうかと思います。
まず謎生物「ふにゃりんぱ」についてですが、主人公の電波発言が懐かしくて面白かったです。「ふにゃりんぱに謝れ」とか最高でした。
後は少し真面目なことを書きますと、ギガント内(正確には違いますが)における本名すら語れないのに、表面的には仲良くしているという特殊な関係性が興味深かったです。
9. Posted by 凡人な人 (999雑感追記その2)   2010年02月02日 14:04
何が興味深いのかと申しますと、今僕がこうして書き込んでいる環境と同じだからです。つまりネット上における特殊なコミュニケーション形態が置き換えられて再現されていると感じました。ゲームのネタ自体も情報のやり取りですし、意識的に描いたのかどうかは分かりませんが、色々と考えさせられるものがあって面白かったです。
偽名であるが故に容易にやり取りができる反面、疑心暗鬼に陥りやすいという問題点、それが現代人の心理にどのような影響を及ぼすのか等、勝手に思考が膨らみます。

それでは書きたいことを全部書いたせいでまた長くなってしまいましたが、これにて失礼いたします。
10. Posted by トリコ   2010年02月11日 22:46
打越さんのスーパーどんでん返し見たいな〜
11. Posted by 鋼太郎   2010年02月24日 22:50
>>たぽさん
 一歩離れて考えてみると不思議ですよね。なぜ劇中の主人公は(「プレイヤーは」ではありません)超速でその部屋を脱出できたのか? 最後までプレイして頂いた方ならきっとわかっていただけるかと思います。

>>凡人な人さん
 少し主旨は違うかもしれませんが「名前」というものには常々興味を抱いています。作家さんの中には「キャラクターの名前なんて単なる記号にすぎない」と考えている方もいらっしゃるでしょうし、逆に「キャラクターの名前には魂が宿る」と考えている方もいるでしょう。名前って不思議ですよね。

>>トリコさん
 えーと、とりあえず1行目については伏せさせて頂くことにしました。申し訳ありません。何とぞご理解下さい。「スーパーどんでん」については、なんとかご期待に添えるようがんばります。難しいですけどね。モーグルやフィギュアスケートにおけるジャンプみたいなもので……。たとえ高難易度のジャンプを決めても、きれいに着地できなければ評価してもらえない。かといって難易度の低いジャンプは、少なくともぼくには期待されていないようだし、仮にきれいに決めたとしても、それ以外のシークエンスに基礎的な技術力が足りないため(要するに才能がないため)総合得点が上がるとは限らない。ぼくみたいな凡人が天才たちと同じ土俵で(リンクで、コースで)戦うには、悲しいことに、跳ばざるをえないんですよね、失敗しても、難易度の高いジャンプを……。どちらの演技が好きかは人それぞれだと思いますが、それでもぼくみたいな者を応援してくれてる方がいる以上は、これまでと同じようにがむしゃらに滑って跳び続けたいと思います。って、滑っちゃダメじゃん(笑)
12. Posted by 凡人な人   2010年03月28日 12:30
打越様の仰る趣旨が正しいと思います。
恥ずかしながら、単に自分の意見がまとまらずに脱線しかかっていたというだけで・・・
要は名前を敢えて明かさないのは仕掛けとして効果的だなぁという話です。
もしキャラクターの名前に魂が宿ると仮定するなら、魂の宿っていない交流では決して心は開かれないとも解釈できるわけで、それが疑心暗鬼に陥る演出の説得力に一役買うのです。

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